見た目年齢は確実に若くなっているわけだ

出勤途中通りかかったバス停でバスに乗り込んだトレンチコート姿のキャリアウーマン風女性が、最後尾の座席に座った途端に日経新聞を広げるのを目撃し、ふーんとなった。

いや、それだけなんだけど。

職場に積んでいる本があまりに多くなったので、少し読むことにした。

ずいぶん前に買って途中まで読んでた「追悼の達人」(嵐山光三郎 新潮文庫)を再開。「田山花袋」の項を読んでたら、死亡時の新聞見出しで「文壇の老雄花袋氏」という表現が出てきて、思わず前の方を読み返したのだが、花袋が死んだのはやはり58歳なのであった。

今では50歳代はおろか、70歳代でも若くして亡くなったと言いかねない雰囲気がある。

かつて新聞はあんまり行儀良くなかったので、交通事故で70歳の老婆死亡、みたいな表現が普通だったのだが、今では70歳くらいではお年寄りとも書けなくなった。

実際に元気な高齢者が増えていることも事実なんだろうが、うまく歳をとることができなくなった人が増えているということもある。

波平さんみたいに会社からの帰宅後和服に着替えるのは、何歳ぐらいからやればいいのか。

「僕」をやめて「わし」というようにした方がいいのか。